声は、のどのおくにある、声帯(せいたい)という膜(まく)を、息でふるわせてだしています。 声帯は、男性ののどぼとけのおくにあります。 のどぼとけのない女性でも、同じような位置(少しかたく感じるところ)にあります。 この声帯は、紙を口にあてて鳴らすのと同じように、ふるえることによって声を出します。
声が通らない 何故?
実は、声が通らないと感じている多くの方の原因が「姿勢が悪い」です。 例として、顎があがっている人、猫背の人、力みやすい人などがこの「姿勢が悪い」に該当してきます。 この中でも、特に重要なポイントになるのは「顎」と「首」です。 体の正面よりも、上記の写真のように「横から見る」と分かりやすいです。
人間は、なぜしゃべれるのか?
言葉を話すためには、声帯を振動させ、舌・唇などを使って空気を口から外に出す必要があります。 人間は哺乳類の中で唯一、口呼吸ができる動物なので、声帯を振動させて口から空気を出すことができます。
声変わりの仕組みは?
体の成長とともに、特に思春期にこれらの軟骨も大きくなり、それにともない声帯も長く、厚くなります。 声の高さは声帯の振動数で決まりますが、声帯が長く、厚くなると振動数が下がり、そのため声が低くなります。 これが声変わりといわれています。 声帯の長さは子供が0.9cm、成人男性で2cm、成人女性で1.5cm位です。
喉声の治し方は?
声質改善に効果的なトレーニング方法としては、喉声を改善できる喉を開く訓練ほか、正しい腹式呼吸、息漏れ解消に効果的な声帯閉鎖、声に響きを与える鼻腔共鳴などがあります。 喉を鍛える訓練としては、喉仏の上下運棟や、裏声でのフクロウの鳴き真似などが効果的です。