だいたい生理が来た初日など1~2日間にかけて下痢になる方が多くいらっしゃいます。 1日何回も下痢が出る場合や、3日以上続く場合は内科を受診することをおすすめします。 また、熱や痛みを伴う下痢は、胃腸炎や食あたりの可能性がありますので早めに受診しましょう。
生理前 下痢 いつも?
生理が始まると黄体ホルモンは減少し、子宮を収縮させる化学物質(プロスタグランジン)が分泌されます。 これは腸も収縮させる働きがあり、下痢が生じやすくなります。 また、生理時の不安定な精神状態からストレス性の下痢を引き起こすこともあります。
生理前下痢どうする?
生理周期による下痢には、「からだを冷やさないようにすること」が大切です。 生理中は「からだが冷える」と感じる人も多いようです。 からだを温めると、下痢の症状の緩和だけではなく、血行がよくなるので、生理痛もやわらぎます。 衣服や防寒具などに気を配り、腹巻や使い捨てカイロなども活用して腹部を温かくしましょう。
生理後 下痢 いつまで?
プロスタグランジンは痛みのもとともいわれる物質で、過剰に分泌すると下痢だけでなく吐き気や下腹部痛・腰痛をはじめ、頭痛やだるさなど、生理痛が悪化します。 一般的に生理が終われば、下痢や生理痛は治まりますが、生理中に発生するプロスタグランジンの分泌量が多いと、腸の収縮が続き、生理後も下痢や腹痛などが続いてしまいます。
生理前 下痢 なぜ?
一方で生理が始まると下痢になりやすいのは、不要になった子宮内膜を排出するために子宮を収縮させるプロスタグランジンという物質の影響。 このプロスタグランジンが腸にも作用し、腸の動きが活発になりすぎて、下痢になるのです。