一方、生理の出血による血液の色は、赤から暗赤色であることが多くなっています。 さらに生理では、血液の塊が出ることがありますが、着床出血では血の塊が出ることはありません。 つまり、着床出血の色は、ピンク色から鮮血の色である真っ赤、時間が経った血液の色である茶色をしているなど、さまざまな色味を呈するといえるでしょう。
生理の血って何色?
鮮やかな赤、濃い赤の経血はどちらも健康のサインです。 出血が多い時期は経血が鮮やかな色になるのが一般的。 やや濃い赤の場合は、体外排出に時間が掛かったこと(=酸化時間が長い)を意味します。 経血がピンクがかった色の場合、これは血に子宮頸管粘液(子宮頸管中にある粘液)が混入し、色が薄くなっているのだと考えられます。
いつもより生理の血が黒い?
生理の血が黒っぽいのは不正出血の可能性も 排卵せずに起こっている出血、あるいは排卵が遅れているために、月経ではなく不正出血であることが多いです。 1回だけであればそんなに心配しなくてもいいことも多いのですが、繰り返す場合は生理ではなく、不正出血を疑ったほうがいいでしょう。
生理の血 茶色 なぜ?
血液は、出血後に時間が経って酸化すると、色が変化して茶色っぽくなります。 つまり、茶色の不正出血は、出血して少し時間が経ったものである可能性が高いです。 生理日前後の茶色い不正出血は、生理が始まる前の出血が極微量のときや、生理後の子宮内に残った血液の排出などが考えられ、それほど心配はないとされています。
生理少ないとはどれくらいか?
1周期あたりの総出血量が20mL以下と非常に少ない場合を「過少月経」といいます。 2日目であってもナプキンに血がつく程度、おりものシートで間に合ってしまうなどといった場合は月経量が少ないといえるでしょう。 また、出血が2日以内で終わってしまう場合を「過短月経」といいます。