多くの場合、特に生理の1週間前に、脇の下にもっとも近い両胸の上部外側に痛みを感じるようです。 そして、生理が来ると、プロゲステロンとエストロゲンの分泌量が減るので、およそ1~2日のうちに緩和します。 知ってのとおり、皆さんの中にはホルモンの変動の影響を受けやすい人とそうでもない人がいます。
生理前 胸が痛い なぜ?
周期の前半は濃度が低く、排卵時から周期の後半に濃度が急上昇し、乳腺が発達します。 そのために乳腺の体積が増え、血管が拡張してうっ血した浮腫状態になり、乳腺全体が張って硬くなります。 これが「乳房痛」の原因です。 排卵時や生理前の1週間ほど乳腺が張ってきて痛みを感じるのは病気ではないのです。
生理前の胸の張りは何日ぐらい続くもの?
子宮内膜や乳腺はその数日後にむくみのピークを迎えます。 子宮内膜はその浮腫状の状態を維持できなくなるので、排卵後14日くらいで血液と一緒に体外に排出されます。 これが月経です。 乳腺は、ちょうど月経が始まる3~4日前から月経開始のころまで最も大きくなり、月経の終了するころには元の大きさにもどります。
生理前の痛み いつから?
PMSの症状は月経の3~10日ほど前から現れるのが一般的です。 この時期は、排卵を終えてプロゲステロンの分泌が急増するタイミングとほぼ同じ。 辛い症状に悩まされることになりますが、月経が始まってホルモンバランスが安定すると症状は和らいでいきます。
生理前 胸張る なぜ?
生理前の胸の張りにも、女性ホルモンのプロゲステロンが関係しています。 プロゲステロンが増加すると、乳房の血流が増え、乳腺組織が活発化するため、胸が張る・痛いなどの症状が起こります。 妊娠していないのに、胸の張りがあるのは生理前のサインでもあり、胸の張りを感じた数日後に生理が訪れることが多いのはこのためです。