生理食塩液は細胞外液とほぼ等張の塩化ナトリウム液であり,水及 び電解質の欠乏している脱水症に対して有効細胞外液量を維持し,循 環を安定化させる目的で投与される3)。 また,細胞傷害性のないことから,皮膚・粘膜の洗浄や医薬品の溶 剤として使用され,粘性喀痰の液化・排出促進には噴霧吸入が用いら れる1,3)。
生理食塩水 何に使う?
せいり‐しょくえんすい【生理食塩水】 体液、特に血清と浸透性を等しく作った食塩水。 輸血・補液や注射用薬剤の溶媒として用いるほか、摘出した器官や組織を生きたまま保存するときに使用。 人間などの定温動物では0.85~0.9パーセントのものを用いる。
点滴 何のために?
点滴とはどういう薬でしょうか 点滴とは、ボトルやバッグをつり下げて、少量ずつ注射薬を投与するための注射方法です。 点滴を行う目的には、輸液(ゆえき)自体の効果を期待する場合と、抗がん剤や抗菌剤など急速に投与すると副作用が起きる薬剤をゆっくり投与するために輸液に希釈して用いる場合があります。
点滴500mL 時間 どのくらい?
維持輸液では、中心静脈を用いる場合は100mL時間を24時間かけて連続投与します。 末梢静脈から行う場合には通常、500mLを2時間かけて投与するのが基本です。
ラクテック 点滴 なんのため?
細胞外液の電解質組成に近い組成の電解質液です。 通常、循環血液量および組織間液が減少した時に、適切に電解質および水分を補給します。 また、アシドーシスを補正します。