生理中は、子宮を収縮させ、はがれ落ちた子宮内膜を血液とともに「経血」として体の外に押し出す働きをする「プロスタグランジン」が分泌されます。 この分泌が多いと、子宮の収縮が過剰になって陣痛のような下腹部や腰の痛みの原因になります。
生理はなんのためにあるのか?
女性のカラダは約1ヵ月に1回、卵巣から卵子を排出します(排卵)。 また、それに合わせて子宮内膜を厚くし、受け入れ態勢を整えて受精卵を待ちます。 ところが、卵子が受精しなかった場合は準備した子宮内膜がいらなくなり、はがれて体外に排出されます。 これが生理です。
生理 おしり痛い なぜ?
直腸と子宮の間(ダグラス窩)はお尻の近くに位置しているので、この部分に子宮内膜が発生すると、おしりから突き上げるような痛みを感じることがあります。
生理痛何日目がピーク?
通常の機能性月経困難症では、月経開始2~3日目に症状のピークを迎えます。 その間は、1日3回程度、定時に薬を服用するのがベストであると言われています。 「痛み止めを飲み過ぎるのは良くない」という論調もありますが、3日間程度で、1日3回の服用であれば、むしろ使用した方が良いと考えられています。
生理痛はどこが痛いのか?
月経の少し前から月経前半にかけて、子宮内膜の中ではプロスタグランジンという物質ができます。 これが子宮の収縮を促し、はがれ落ちた子宮内膜を体外に押し出す役目をするのですが、このとき、子宮の収縮が強くなると、生理痛の症状として、下腹部が痛くなったり、腰がだるくなったりします。