食べすぎ・飲みすぎなど非感染性の下痢 そのほか、食べ物の浸透圧(同じ水分濃度になろうとする力)が高いと、腸で水分が吸収されないまま排便されるため、便が緩くなり下痢になることがあります。 こうした浸透圧性の下痢の代表例は、牛乳を飲むと下痢を起こす「乳糖不耐症」の下痢です。
食べ過ぎると下痢するのはなぜ?
食べすぎ・飲みすぎによって腸の動きが活性化し、便が速く進みすぎてしまいます。 その結果、便から水分が十分に吸収される前に排便され、下痢となります。
下痢の原因 いつの食事?
原因は直前に食べたものとは限らない! 鳥居内科クリニック(東京都世田谷区)院長の鳥居明氏は「病原性大腸菌による食中毒は、体内で原因菌が2~3日かけて増殖してから症状が出ます」と話します。 そのため、原因の食品は2~3日前に食べたものであることが多いのだそうです。 一方、寄生虫による食中毒の場合は、すぐに症状が現れます。
食べ過ぎ 下痢 どのくらいで治る?
食べ過ぎや飲み過ぎ、脂っこい食事をとったなど、原因がわかっている場合は自分でケアしてみましょう。 通常は適度な水分をとり安静にしていれば1~2日で回復します。
下痢を起こすのは何処が原因?
腸の「ぜん動運動」が過剰になった場合、腸の内容物が急速に通過するため水分の吸収が十分に行われません。 そのため、液状の糞便となり下痢便や軟便になります。 また、腸から体内への水分吸収が不十分な時や、腸からの水分分泌が増えると、腸の中の水分が異常に多くなり下痢便や軟便になります。