食道がん
食道がん 何でわかる?
食道がんは、内視鏡検査やバリウムを用いた造影検査をもとに診断を確定します。 検診などで食道がんが疑われた場合は、内視鏡検査やバリウムを用いた食道造影検査を行い、診断を確定します。 また、組織の一部を採取し( 生検 せいけん )、顕微鏡でがん細胞の有無や細胞の種類などを詳しく調べます(病理検査)。
食道がんの組織検査は?
1)食道内視鏡検査 食道内視鏡検査では、粘膜の色や凹凸などを直接観察します。 また、異常な部分の組織を採取し、顕微鏡でがん細胞の有無を確認して、がんを確定します(病理検査)。 さらに、がんの位置や広がり、数、深さも確認します。
食道癌の内視鏡所見は?
早期食道癌の内視鏡所見(通常光観察)としては、食道粘膜の色調変化として①粘膜の 発赤や白濁、②透明感を失ったざらつき感、③樹枝状血管網の消失 や、白色調の小さな 隆起、軽度の凹凸不整や浅い陥凹などが挙げられる。 通常光観察でこれらの所見を認めれ ば、NBI やヨード染色による不染帯の有無とその範囲診断が必要となる。
食道がんの腫瘍マーカーは?
食道がんの腫瘍マーカーは、扁平上皮がんではSCC(扁平上皮がん関連抗原)とCEA(がん胎児性抗原)とCYFRA(サイトケラチン19フラグメント)です。 腺がんではCEAです。 これらは、全身のがんの大きさや数などの状態の変化を把握するのに使われていますが、早期診断における有用性は確立されていません。