一般的に、食道がんは、男性に多い傾向がみられます。 年齢別でみると、50歳代から増加し、70歳代で最多となります。 食道がんのリスクを高める要因は、日常の生活習慣の中に潜んでいます。 とくに、日本人で多い 扁平上皮 へんぺいじょうひ がん(食道がんにはどんな種類がありますか?
食道癌 何年?
食道癌は、早い段階でみつかった場合(食道粘膜の表層までの浸潤)であれば、5年生存率は75%以上ですが、遠隔転移をきたした最も病状が進行した場合は、5年生存率は約20%しかありません。
食道癌はどんな症状が出ますか?
食道がんは、初期には自覚症状がないことがほとんどです。 早期発見の機会としては、検診や人間ドックの際の、内視鏡検査や上部消化管造影検査(バリウム食道透視検査)があります。 がんが進行するにつれて、飲食時の胸の違和感、飲食物がつかえる感じ、体重減少、胸や背中の痛み、咳、声のかすれなどの症状が出ます。
食道癌 再発 何年?
食道がんの再発は80%以上が手術後2年以内に起こることが分かっています。 そのため最初の1、2年は3~6ヶ月毎など短期間でCT検査を繰り返し、その後期間を延ばしていくのが一般的です。 また、他臓器に新たにがんができる可能性もあります。
食道がんの原因は何ですか?
食道がんの中でも90%を占める扁平上皮癌の原因は、飲酒と喫煙です。 飲酒と喫煙の両方があるとさらにリスクは高まります。 タバコにはいくつもの発がん性物質があり、これらが扁平上皮をガン化させます。 また、飲酒によって体内に生じるアセトアルデヒドも発がん性物質です。