原因として最も頻度が高く、問題となることが多いのは、胃液の逆流によって起こる逆流性食道炎(胃食道逆流症)です。 そのほか、内服した薬剤が食道内にとどまることで発症する薬剤性食道炎、強酸や強アルカリなど腐食性薬剤の誤飲による腐食性食道炎などがあります。 6 сент. 2017 г.
食道が痛いのはなぜ?
食道炎で最も多いのは逆流性食道炎です。 ほかにカビの一種による食道カンジダ症、ウイルスによるヘルペス食道炎、サイトメガロウイルス食道炎、内服した医薬品が食道に長時間留まってしまうことで起こる薬剤性食道炎、刺激性の薬剤を誤飲してしまうことによる腐食性食道炎(ふしょくせいしょくどうえん)などがあります。
食道が傷つくとどうなる?
食道損傷を起こすと、食事をとる際に食道部分に違和感や痛みを自覚します。 また、胸痛や吐血、 頸部 けいぶ の腫れを認めるような場合もあります。 損傷が高度で出血が止まらない場合や、食道壁が 穿孔 せんこう (穴があくこと)してしまった場合、 縦隔炎 じゅうかくえん を起こし緊急手術が必要となる場合もあります。
食道炎はどんな症状?
1胸やけ:胃液などが食道に逆流して、胸やけや胸が締め付けられるような痛みが生じます。 2呑酸:酸っぱい液体が口まで上がってきてゲップがでます。 3口内炎、のどの痛み:逆流した胃液で、のどや口腔内に炎症が起こり、ひどくなると食べ物が飲み込みづらくなったり、声がかれたり、口内炎が多発したりすることもあります。
腐食性食道炎の症状は?
飲んだ直後から、口の中が焼けるように痛み、くび、胸骨(きょうこつ) (胸の中央に縦に長く触れる骨)の裏側、上腹部に激しい痛みを感じます。 唾液(だえき)の分泌(ぶんぴつ)が増え、粘液や血液を吐(は)くこともあります。 呼吸困難におちいることもあります。