<症状> 初期には胸やけやもたれ感、不快感が起こります。 病状が進行して、中程度から重症になると飲み込み時(嚥下(えんげ)時)のしみる感じ、胸の痛みが起こり、吐血(とけつ)する場合もあります。 また、症状がなく、検査などで発見されることもあります。
食道が傷つくとどうなる?
食道損傷を起こすと、食事をとる際に食道部分に違和感や痛みを自覚します。 また、胸痛や吐血、 頸部 けいぶ の腫れを認めるような場合もあります。 損傷が高度で出血が止まらない場合や、食道壁が 穿孔 せんこう (穴があくこと)してしまった場合、 縦隔炎 じゅうかくえん を起こし緊急手術が必要となる場合もあります。
食道炎はどんな症状?
1胸やけ:胃液などが食道に逆流して、胸やけや胸が締め付けられるような痛みが生じます。 2呑酸:酸っぱい液体が口まで上がってきてゲップがでます。 3口内炎、のどの痛み:逆流した胃液で、のどや口腔内に炎症が起こり、ひどくなると食べ物が飲み込みづらくなったり、声がかれたり、口内炎が多発したりすることもあります。
腐食性食道炎の症状は?
腐食性食道炎の症状は、口内から胸部・腹部の激しい痛みや嘔吐、吐血など、劇的かつ重篤で、急性期には入院が必要となります。 診断には内視鏡検査(胃カメラ検査)が行われます。
腐食性食道炎の原因は?
腐食性食道炎は,酸やアルカリ農薬,重金属,などの組織傷害性の強い薬剤の飲用により発生する食道炎である. 小児例での洗剤の誤飲や成人例では自殺目的の飲用が大半を占める. 酸はトイレ用洗剤などに含まれる塩酸,硫酸などである.