食道炎はなんらかの要因により、食道に炎症性の変化(赤く腫れた、ただれた状態)が生じたもので、食道粘膜に深くはっきりとした傷がみられる場合を食道潰瘍と呼びます。 原因として最も頻度が高く、問題となることが多いのは、胃液の逆流によって起こる逆流性食道炎(胃食道逆流症)です。 6 сент. 2017 г.
食道のただれ 症状?
<症状> 初期には胸やけやもたれ感、不快感が起こります。 病状が進行して、中程度から重症になると飲み込み時(嚥下(えんげ)時)のしみる感じ、胸の痛みが起こり、吐血(とけつ)する場合もあります。 また、症状がなく、検査などで発見されることもあります。
食道が傷つくとどうなる?
食道損傷を起こすと、食事をとる際に食道部分に違和感や痛みを自覚します。 また、胸痛や吐血、 頸部 けいぶ の腫れを認めるような場合もあります。 損傷が高度で出血が止まらない場合や、食道壁が 穿孔 せんこう (穴があくこと)してしまった場合、 縦隔炎 じゅうかくえん を起こし緊急手術が必要となる場合もあります。
食道の痛みは何科?
胃腸内科や消化器内科を受診しましょう。 症状に関しての相談は内科でも行う場合がありますが、検査は胃腸専門の病院が良いでしょう。
食道が痛いのはなぜ?
食道炎の原因は、多岐にわたるのが特徴。 最も多い逆流性食道炎は、食道と胃のつなぎ目である下部食道括約筋という筋肉の筋力低下が原因の一つ。 つなぎ目の力が弱まることで、胃酸を含んだ胃の中の内容物が逆流し、食道の粘膜を刺激して炎症を引き起こしてしまう。 肥満や妊娠などで胃に圧力がかかり、逆流性食道炎が起こることも。