柿には大きく分類して「渋柿」と「甘柿」があり、渋を感じるのは「タンニン」という成分が含まれているからです。 タンニンは水溶性の物質なのですが、私たちの唾液にも溶けるため、タンニンが残っている柿を食べると渋を感じます。 13 окт. 2019 г.
柿はなぜ渋い?
カキの渋味の原因は、果肉に水溶性のタンニンが含まれるためです。 じつは、甘柿にもタンニンが含まれているのですが、果実が成長するにつれて果肉からアルコールなどの揮発性物質が発生し、これによってタンニンを含む細胞が凝固、収縮、または褐変することで、タンニンが水に溶けなくなるために渋味を感じなくなるのです。
渋抜き 柿 なぜ?
『富有柿』に代表される甘柿は果実が熟せばそのまま食べられるのですが、庄内柿などの渋柿は渋抜きをしないとおいしく食べられません。 その原因はタンニンという成分のためです。 タンニンは舌の上で溶けると、ものすごく渋く感じます。 渋抜きとはこのタンニンが溶けないように処理することなのです。
柿はなぜ干すと甘くなる?
干し柿は、渋柿を干すことでタンニンが水溶性から不溶性になり渋く感じなくなります。 また干すことで水分が抜けて糖度が高くなり、干し柿の甘味は、甘柿の約4倍にもなるのです。
甘柿を 渋抜きしたらどうなる?
甘柿も幼果のときには渋みがありますが、収穫時になるとタンニンが「水溶性」から「不溶性」へ変化するため、渋みがなくなります。 また、渋柿はアルコールや炭酸ガスを使って処理(渋抜き)することで、タンニンが「不溶性」に変化して甘くなります。