食物アレルギーの多くは、 「IgE抗体」は皮膚や粘膜(目、鼻、腸、気管支など)に存在する「マスト細胞」とくっついた状態でアレルゲン侵入に備えます。 アレルゲンが体内に入るとIgE抗体がこれをとらえ、同時にマスト細胞からヒスタミン、ロイコトリエンなどの物質が放出されます。
食物アレルギー どこから?
日本小児アレルギー学会の「食物アレルギー診療ガイドライン2016」では、「食物アレルギーは、『食物によって引き起される抗原特異的な免疫学的機序を介して生体にとって不利益な症状が惹起される現象』と定義される。 原因食物の体内への侵入経路は経口、経皮、経気道、経粘膜、経胎盤あるいは注射などが考えられる。
なぜ食物アレルギーが増えているのか?
—食生活を中心とする環境の変化が大きな原因です— 魚介類はえびなどを中心に増加、また肉類・油脂類も増加しています。 消費が多いということは生活環境にこれらの食材が多いということでもあります。 また加工食品やインスタント食品などに多くの食材が使用され、アレルゲン食物を口にする機会も多くなっています。
食物アレルギーはどんな症状が出る?
食物アレルギーの症状で最も多くみられるのは、皮膚症状(かゆみ、じんましん、赤くなるなど)で、9割近い人にみられます。 ほかに、咳、目のかゆみ、鼻水、吐き気や腹痛など、人によりいろいろな症状が現れます。 ときにアナフィラキシーという重い症状が現れ、命に危険が及ぶこともあります。
食物アレルギー検査 何科 大人?
内科、またはアレルギー科を受診しましょう。