渋味の効果 渋味のもとになる成分はポリフェノールであるタンニンです。 渋柿に含まれるカキタンニン、緑茶に含まれるカテキン、紅茶に含まれるテアフラビン、テアルビジンなどがあります。 これらは抗酸化作用や抗がん作用、殺菌作用などさまざまな効用があり、病気を予防してくれます。
辛み どこで感じる?
辛みは、味ではなかった! 実は味蕾ではなく痛点で感じます。 近年「食べるラー油」や「生姜系」商品の人気が続いています。 こうした辛味成分は、代謝に関わり体を温める作用があると考えられ、省エネが求められるこの冬には益々辛い料理が活躍しそうです。
味覚は何のためにある?
味覚は、単に味を楽しみ食欲を享受するだけでなく、甘味、塩味、うま味は栄養源の意味として、酸味、苦味は危険物の意味があります。 甘味は受け入れ、苦味や酸味は拒否するという感覚は、ヒトが自分の身を守る生得的に備わった反射機能なのです。
味にはどんな味があるのか?
味の種類には基本五味と呼ばれる、甘味、塩味、酸味、苦味、うま味があります。 辛味や渋味については、味を構成する要素ではありますが、基本五味には含みません。
辛味 なぜ感じる?
痛み(辛さ)を抑えるために、脳内物質「エンドルフィン」や「ドーパミン」が放出されます。 「また食べたい!」という気持ちにさせるのです! つまり、辛い物が好きな人は、これなの脳内物質が放出されやすい人!と言えるのではないでしょうか! まさに私たち日本味覚協会もそのような仮説を立てております。