できてしまったニキビのしこりを治すには、皮膚科や美容クリニックでの治療が効果的です。 ニキビのしこりに対するアプローチ方法は、しこりをまるごと切除する「切開手術」と「レーザー治療」の2種類に分けられ、切開手術は、皮膚を切る範囲が広範囲に及ぶ可能性がある、傷跡が残る可能性がある、といったデメリットがあります。
なぜしこりニキビできる?
毛穴の中で増殖したニキビ菌は、炎症を起こす物質を作ります。 それにより毛穴の周囲に炎症が起き、赤く盛り上がったニキビ(紅色丘疹)や、膿がたまって黄色いニキビ(膿疱)になります。 さらに炎症が進行すると、毛穴の壁が破壊され、皮下に膿の溜まり(嚢腫)や、硬いしこり(硬結)ができます。
しこりニキビ どうなってる?
皮膚の下には膿や血がたまり、ニキビは大きく腫れ上がった状態に。 触れると痛みや硬いしこりを感じることも。 このようなニキビを、専門用語では嚢腫・硬結ニキビ、一般的には「しこりニキビ」と呼びます。 ここまでひどくなってしまうと、炎症が治まって腫れが引いても、跡に残りやすくなります。
ニキビが痛いのはなぜ?
「ニキビが痛くなる」原因は? 痛みの原因は、ニキビのできた毛穴から、周りの皮膚へ炎症が広がったためです。 できたばかりのニキビは、毛穴に皮脂が詰まった状態です。 やがて皮脂をエサとするアクネ菌が毛穴の周りで増殖し、皮膚のPhのバランスを崩し、皮膚に炎症を起こします。
ニキビ かゆい なぜ?
毛穴内に炎症が引き起こされると、「肥満細胞」と呼ばれる免疫細胞の一種からヒスタミンという物質が盛んに産生されるようになります。 ヒスタミンはかゆみを感知する神経を刺激する作用があるため、かゆみを引き起こします。 また、ニキビに伴うかゆみの強さは、ニキビの重症度によっても異なります。