シリカゲルとは、ケイ酸のゲルを脱水・乾燥させた乾燥剤です。 ケイ酸は多孔質のため表面積が広く、吸着性が高いので乾燥剤に適しています。 水分を吸収してもベタつきや形状変化がなく、無味無臭で毒性もないので食品と一緒に包装しても安全です。
シリカゲル 吸水なぜ?
シリカゲルは水素結合で水分子を捕まえる一方で、毛細管現象で水を吸い上げます。 (吸い取り紙が水を吸い上げるのと同じ現象です)シリカゲルに空いている一個一個の非常に小さな孔が、この現象を起こします。 「水素結合」と「毛細管現象」という2つの現象が重なってシリカゲルは水分子を捕まえます。
シリカゲル 多孔質 なぜ?
シリカゲルは、水分はもちろん、その他の物質に対しても優れた吸着力を示します。 その原科は、地殻成分の約60%を占めると言われるケイ素。 このケイ素を化学的に反応させて、多孔質で大きな表面積を持つ構造を作り出すことにより、各種成分に対する優れた吸着力を生み出します。
乾燥剤 なぜ?
乾燥剤とは 空気や物体から水気(湿気)を吸収するもの。 水分を除去し物質を乾燥させ、品質を維持するために用いられる。 乾燥剤の種類は様々で原料や性質、用途によっても異なる。
シリカゲル 何に使われる?
主に、個包装のクッキーなどに使用されています。 また、食品以外にも押し入れやクローゼットなど広い空間の湿気対策に使われています。 なお、使用後に容器にたまった液体は水のように見えますが、アルカリ性の塩化カルシウム水溶液です。