しゃっくりは医学用語では『吃逆(きつぎゃく)』と呼ばれ、肺の下に位置する横隔膜のけいれんによって起こります。 横隔膜のけいれんに連動して声帯の筋肉が収縮し、狭くなった声帯を急激に吐く息が通るために一定間隔で「ヒック」と発音する現象が起きます。
しゃっくりが止まらない病気は何ですか?
脳梗塞・脳出血・脳腫瘍・脳動脈瘤・てんかん等の「脳の病気」により、しゃっくりが起こる場合があります。 脳の病気が原因で起こるしゃっくりは、2日間以上しゃっくりが続く「難治性しゃっくり」に分類されます。 脳と脊髄を繋いでいる中枢神経が刺激を受けることで、しゃっくりが起こると考えられています。
しゃっくりを止めるにはどうしたらいい?
しゃっくりを止めたい時は「息を深く吸い込む」のと「息をゆっくり吐き出す」のがポイントです。 息を吸う時間の目安は約10秒、ゆっくり限界まで息を吸い込んで、10~15秒息を止め、また10秒かけてゆっくり息を吐き出す… という事をしていると、自然としゃっくりが止まっているようです。
しゃっくり いつ止まる?
問題のないしゃっくりは最長でも48時間で止まるもの。 なので、2日以上続く場合は要注意です。
しゃっくりは何科?
しゃっくりは、横隔膜の不随意のけいれんの後に声門が音を立てて素早く閉じることが繰り返し起こるものです。 横隔膜は腹部と胸部を仕切っている筋肉で、1回1回の呼吸を起こす働きがあります。 声門は、声帯間の開口部で、これが閉じることで肺への空気の流れを遮断します。 しゃっくりは、男性に多くみられます。