重力に逆らって一定の姿勢に手を挙げているときに震えがみられます。 新聞を読んだり、コップを持ち上げた状態などにみられやすいものです。 生理的な振戦、本態性振戦、甲状腺機能亢進症、アルコール依存症などでみられます。 手を動かすときに、動作の開始直後から生じて目標物に手が届き動作が終わると止まる震えです。
手の震えは何が原因?
手がふるえる場合、病気が原因のこともあります。 最も多いのは本態性振戦かパーキンソン病ですが、ほとんどはふるえ方の違いで見分けることができます(表)。 そのほかには、甲状腺機能亢進症や、脳卒中などの重大な病気が隠れている場合もあります。 また、薬の副作用でも同じような手のふるえがみられることがあります。
手の震えの原因 何科?
受診して相談する科としては、脳神経内科(神経内科)が最も適切です。 本態性振戦の症状として間違いがないかの診察が行われ、必要に応じて脳のMRIや血液検査などが行われます。 近くに脳神経内科がない場合には、脳神経外科を受診されると良いでしょう。
手の震えは何でしょうか?
自分で動かそうとしていないのに体が規則的にふるえることを「振戦(しんせん)」といいます。 誰でも強い緊張やストレスを感じたり、重い物を持つと振戦が出現します。 これは生理的振戦といって病気ではありません。 原因がなくなれば自然とふるえはおさまります。
手の震え ストレス 何科?
②何科にかかるべき? 神経内科を受診して下さい。 本態性振戦は基本的に悪い病気ではありませんが、見かけがわるいと気になったり、ふるえがひどくて日常生活に不便がある場合は薬による治療を行います。