強迫性障害は不安障害の一種です。 たとえば、「手が細菌で汚染された」という強い不安にかきたてられて何時間も手を洗い続けたり、肌荒れするほどアルコール消毒をくりかえしたりなど、明らかに「やりすぎ」な行為をともないます。
強迫性障害 何度も洗濯?
強迫性障害の症状で、非常によくみられるのが「汚染/洗浄」と「確認」です。 「汚染/洗浄」は、ばい菌やウイルス、排せつ物などに、自分や周りのものが汚染されるように感じられ、強い不安に襲われます。 そのような汚染を防ぐために、何回も手や体を洗ったり、汚れがついていると思うものに触れることを避けたりします。
何度も手を洗う 心理?
「異常なほど手を洗う」「手洗いがやめられない」。 このような人は潔癖症とか神経質と呼ばれて性格の問題と考えられてしまいがちですが、異常な手洗いは「強迫性障害」という疾患によくみられる症状です。 強迫性障害の人は、自分にとって汚いと感じる物を触ってしまうと、すぐに手を洗わなくてはいられません。
何度も手を洗う 子供?
ある考えやイメージがくり返し浮かんできたり、同じ行動を何度もくり返してしまうために、生活がスムーズにいかなくなる病気です。 手洗いや鍵の確認などが代表的な強迫症状です。
手を洗いすぎるとどうなるか?
食中毒が心配だからと過剰に手洗いをしてしまうと、かえって「バイ菌バリア」の機能を低下させてしまうこともあります。 そして、機能が低下することで、むしろ手荒れや感染の原因になってしまうのです。