肺炎術後は痰が増加し、また免疫が一時的に低下します。 そのため、肺炎が起こりやすく、場合によっては重症化する可能性があるため、予防のための離床が重要となります。 肺炎が起こった場合は、抗生剤で治療をすることが多いです。
術後肺炎 いつから?
肺炎の症状としては、発熱、黄色の痰、咳などで、通常、手術後4~5日目頃に発症します。 手術直後の発熱はよくみられることですが、長く続く場合は、肺炎を疑ったほうがよいでしょう。 特に、喫煙者はもともと肺機能が低下していることが多いので、間質性肺炎の合併リスクが高くなります。
肺炎 術後何日目?
無気肺から続発する肺炎は術後3~5日ころに発症することが多いといわれています. このほか,気管内挿管の刺激による嘔吐や胃内容物が気管,気管支に逆流することでも,肺炎は発症します.
麻酔 肺炎 なぜ?
肺炎(誤嚥性肺炎) 麻酔中や麻酔直後は、胃の内容物が気管内に入り、ひどい肺炎が起きることがあります。 誤嚥性肺炎を起こしやすいのは、消化管に通過障害のある方、胃に食べ物がたまっている方、妊婦さん、お腹に大きな腫瘍のある方、外傷を受けた直後の方などです。
術後 誤嚥性肺炎 なぜ?
手術後は口の中が汚れて細菌が繁殖しやすく、また治療に伴い免疫力(抵抗力)が低下するため、誤嚥性肺炎を発症しやすくなります。 30万件の手術報告では、手術後に1%の患者さんに誤嚥性肺炎が発生し、約4分の1が死亡したと報告されています。