術後の低体温予防は必要ないの? 低体温予防は必要ですが、特別な器具を用いる必要はありません。 2 февр. 2017 г.
術後 低体温になるとどうなる?
手術患者の正常体温維持の意義とは? 周術期における低体温がさまざまな術後合併症のリスクであることは既知の事実です。 具体的には、心疾患リスクの増加、出血および輸血の必要性の増加、薬物代謝・覚醒遅延、皮膚障害・褥瘡、シバリングなど多数のエビデンスが示されています。
術後 シバリング どうなる?
手術後は、心電図やSpO2モニターなどを装着し、常時観察しているかと思います。 シバリングが起こることで、心電図の基線は揺れてモニターが不十分になったり、末梢の血管が収縮するためSpO2モニターが感知できなくなったりします。 モニター観察が不十分な時は、いつも以上に見て触って感じてという全身状態の観察が大切となります。
術後 体温 どうなる?
手術によって身体にはさまざまな変化が起こりますが、体温調節の温度域は免疫系の働きによって38℃付近に移動します。 そのため手術後は体温を38℃付近に上げるような寒冷反応が起こります。 実際に手術後の体温変化を調べた研究では、手術後の体温は平均1・4℃上昇し、術後11時間頃が一番高くなるというデータがあります。
術後のシバリング なぜ?
シバリングは、主に術後、全身麻酔からの覚醒後に起こる。 普通の身震いと比べて比較的長く続くため、体内酸素消費量の増加、眼圧や脳圧の上昇、創部痛の増強などの原因となる。