細胞内液には、カリウム(K+)やリン酸(HPO42-)イオンが多く、細胞外液ではナトリウム(Na+)やクロール(Cl-)イオンが主な電解質です。体液の電解質組成が細胞の内と外 .
輸液 どこ?
投与ルートとなるカテーテルは、一般的に鎖骨下静脈から挿入し、先端部を上大静脈(中心静脈)に留置します。 上大静脈は心臓に近い太い血管で、血液量が多くて血流も速いため、糖濃度の高い輸液も投与できます。 鎖骨下静脈は血管が比較的太く、カテーテルの血管内走行距離も短いので、血栓の形成が少なくなります。
細胞外液 どこにある?
細胞内液は細胞膜の内側にあり、細胞が機能するための環境を形成しています。 一方、細胞膜の外側にある細胞外液は、細胞外に存在する体内の内部環境を形成する場となっています。
点滴はどんな時にするの?
点滴とは、ボトルやバッグをつり下げて、少量ずつ注射薬を投与するための注射方法です。 点滴を行う目的には、輸液(ゆえき)自体の効果を期待する場合と、抗がん剤や抗菌剤など急速に投与すると副作用が起きる薬剤をゆっくり投与するために輸液に希釈して用いる場合があります。
点滴 何でできてる?
末梢の静脈から行う点滴の種類は、さまざまですが、基本的に少量のブドウ糖(生理食塩水には入っていません)、電解質および水です。 例えば5%ブドウ糖液:1000mLを輸液しても、カロリーに換算すると200Kcalほどしか供給できず、1日の必要量には全く達しません。
輸液の目的は何ですか?
輸液の目的には「水・電解質の補給」「栄養の補給」「血管の確保」「病態の治療」などがあります。 中でも最も重要なのは「水・電解質の補給」すなわち、体液を正常な状態に保つことです。
輸液療法は必要ですか?
輸液療法が必要となる疾患はさまざまあります。 例えば、脱水やショック時、心不全、腎不全、肝硬変などが挙げられます。 それぞれ、どのような目的で輸液療法を行うのかを知っておきましょう。 術後患者さんの輸液は難しい、そう思っている人も多いのではないでしょうか。
基礎輸液と維持輸液の違いは何ですか?
輸液とは基本的に食事ができないときに行う。 食事ができないとき代謝水は増えることになるが、簡単のため以下の式をつくる。 基礎輸液というのは予測尿量に700を加えたもの、あるいは予測尿量に不感蒸泄から200引いたものを上乗せしたもの。 但し尿量過剰の時はそのまま尿量を用いない。 予測尿量は正常では尿量は大体1000から1500までである。 腎不全のときは500くらいでよい。 維持輸液に関しては実際には輸液量は尿量の設定に仕方によって異なるので経験を頼りに頑張るしかない。 無難な量はどれくらいか経験で決めていく。 維持輸液で必要なのは1日換算にして水分量は2000ml、NaはNaClとして4〜6g (68〜102mEq)、Kは20〜40mEq、である。
輸液ラインとは何ですか?
輸液ラインは、血管に挿入された管を連結します。 この 皮膚を貫通して血管に挿入された短い管 (写真の青い部分)を、末梢静脈カテーテルや静脈留置針などと呼びます。 カテーテルは柔らかい樹脂でできていて 、輸液ラインと簡単に連結することができます。