双胎妊娠の分娩時期として、37~38週での分娩が最も周産期死亡率が低いという報告や38週を超えて分娩になった場合は周産期死亡率が上昇するという報告があることから当センターでは37週前後での計画分娩を基本としています(経膣分娩・帝王切開いずれの場合も同様)。
双子の出産準備いつから?
今回は、出産準備のお話です。 双子の出産は、予定日である40週よりも4週前後早まります。 双胎の約半数は37週未満の早産となりますが、母体に早産の徴候がない場合でも、37~38週頃に出産予定を組まれるのが一般的です。 それ以上妊娠が長引くと、胎児の健康によくないためです。
3つ子 何週で出産?
出産の時期は40週よりも少し早めになることが多いようです。 双子の出産では36週から38週に集中し、赤ちゃんの出生体重も2,000g~2,500g未満、三つ子以上の出産では30週から34週と早くなり、出生体重も1,200g~1,800g前後と小さめに生まれる割合が多くなっています。
胎嚢が確認できるのはいつから?
妊娠4週は、子宮の中に胎嚢(たいのう)が見えてくるころです。 超音波検査の画面には子宮の中に黒い袋のように映ります。 胎嚢は赤ちゃんを包む袋! 英語では「Gestational Sac」、直訳すると「妊娠袋」です。
双子の安定期はいつ?
まず驚いたのが、双子の妊娠には「安定期がない」ということ。 子ども1人の妊娠であれば妊娠5カ月から7カ月ぐらいまで、すこし落ち着いた期間がありますが、双子の場合はそれがない。 妊娠糖尿病や妊娠高血圧症、切迫早産にもなりやすく、入院される方が多いです。