水分を多量に摂取することによって尿の処理能力が低下すると「希釈性低ナトリウム血症」という状態が起こります。 血液中のナトリウム濃度が低下し、電解質のバランスが崩れるからです。 また、乾燥する冬場や猛暑の夏などに、多量の水分を摂取することで、精神疾患がない人でも発症することがあります。
水分の摂りすぎはどうなりますか?
水中毒は、水分を大量に摂取することで血液中のナトリウム濃度(塩分の濃度)が低下し、「低ナトリウム血症」という状態に陥ってしまい、場合によっては命の危険にさらされます。 主な症状としては、めまいや頭痛、多尿・頻尿、下痢などがあげられます。
水を何リットル飲むと死ぬか?
いかに多くの水を飲めるかを競う競技で7.5Lの水を飲んだ女性が死亡したという事例や、フットボールの練習中14Lの水分を摂取した男性が死亡した事例が確認されています。 人体が1日に必要な水分量は、体重の4%といわれています。
水分摂取量 多いとどうなる?
水分を摂取しすぎても、腎臓が正常であれば過剰な水が容易に排泄されるため、水分過剰になることはまれです。 多くの場合、症状は現れませんが、重度の水分過剰では、錯乱やけいれん発作が起こることもあります。 水分摂取の制限と、場合によっては利尿薬の投与が行われます。
水分取りすぎ どれくらい?
具体的な症状は、「頭痛」「嘔吐」「むくみ」に加えて、重症の場合は「意識障害」が起きる可能性もあるので、水の多量摂取には注意が必要です。 取り過ぎの目安としては、個人差があるところですが、「1時間以内に1L」は飲み過ぎと言えるでしょう。