寝不足になると日中に眠くなるだけでなく、頭がぼーっとしたり、疲れを感じたりします。 また、睡眠不足によって脳が酸欠状態を解消できずに頭痛がしたり、体の機能が低下することで吐き気やめまいが起こったりとさまざまな症状が起こります。
睡眠時間が短いとどうなるのか?
慢性的な睡眠不足は日中の眠気や意欲低下・記憶力減退など精神機能の低下を引き起こすだけではなく、体内のホルモン分泌や自律神経機能にも大きな影響を及ぼすことが知られています。
最低でも何時間睡眠?
年齢によって、必要な睡眠時間は変化します。 10歳までは8~9時間必要ですが、成人になると7~8時間、中年では約6.5時間、65歳では約6時間と、徐々に必要な睡眠時間は短くなります。 これは、年齢に伴う体内時計の変化や、生体機能による睡眠リズムや質の変化に伴うものです。
寝なさすぎるとどうなる?
睡眠不足は生活習慣病の温床 睡眠不足は脳から全身へとつながるホルモン分泌系統に異常をきたします。 そのため、ストレスホルモンである「コルチゾール」や交感神経の緊張によって分泌される「カテコラミン」といったホルモンが増加します。 すると、インスリンが効きにくくなり血糖値が下がりにくくなり糖尿病になりやすくなります。
睡眠不足 なぜ悪い?
睡眠不足が続くと集中力が欠如していきます。 勉強や仕事など集中しなければいけない行動のパフォーマンスが落ちてしまいます。 また日中に極度の眠気に襲われ、一瞬意識が飛んでしまうことすらあります。 特に乗り物を運転する職業の人が睡眠不足状態だと重大な事故を引き起こす可能性もあります。