1.水質汚染の最大の原因は生活排水 日本では産業排水の垂れ流しがきっかけで、水俣病やイタイイタイ病など現在に続く公害病が発生しましたが、世界的にも産業排水による水質汚染が重大な問題となりました。 そのため、産業排水に対して排出規制などが敷かれ、排水処理技術も向上したことから、改善の兆しが見られるようになっています。
水質汚濁 なぜ問題?
水質汚染の原因は、産業排水や生活排水、地球温暖化などですが、その中でも生活排水の影響が深刻です。 台所やトイレなどから排出される排水が水質を汚染しています。 食べ残しをしない、油汚れをしっかりふき取る、洗剤を使いすぎないというすぐにできることでも、水質保全に貢献できるので、今日から実践しましょう。
水質汚染の問題点は?
水質汚染は、時に経済にも大きな打撃を与えます。 農業や化石燃料の使用から生まれる窒素やリンが大量に海に流れ込むと、富栄養化が進み、藻類の大量発生や貧酸素水塊を作り出し、多くの水生生物が死ぬことで漁業にも多大な損失を与えます。
なぜ水は汚くなるのか?
川や海などの水の汚れの原因としては、工場などからの産業排水や畜産などからの排水のほかに、台所や風呂・トイレなど日常生活の営みから出される生活排水があります。 水の汚れは、かつては産業排水が主原因でしたが、工場などに対する規制が強化され、排水処理対策の進んだ今日では、生活排水が汚れの大きな原因となっています。
水質汚濁はどのような影響を及ぼすか?
汚濁した河川、湖沼の水質問題は、悪臭の発生、水生生物の生育環境の悪化、さらに無生物化等生態系への悪影響、工業、農業、生活水利用も不適合となるなど、生活や産業経済活動への支障と環境破壊などをもたらします。