血液循環の停止により,血液が重力の作用で死体の下位になった部分に移動(この移動を血液就下という)して,非圧迫部の皮膚が血液の色によって斑状に着色することで,死体現象の一つである。 死斑は死後30分くらいから発現し,2~3時間で著しくなり,半日で完成する。
死体の腐敗期間は?
人は亡くなると、夏なら死後1日から2日、冬でも数日で腐りはじめます。 腐敗は胃や腸から始まり、体内で発生したガスによって遺体が膨張して、やがてグズグズに溶解した肉と皮を破ってガスとともに体液が噴出します。
腐敗 何時間?
ご遺体に時間と共に現れる現象(死後の変化) そして晩期(末期、約48時間~72時間)を経過すると、腐敗による臭気(腐敗臭)、変色(腐敗性変色)、腐敗ガスによる膨張等が起こります。
死体の色は?
腐敗が進行すると、全身は次第に暗赤褐色に変色し、膨らんだ死体は巨人のような外観を呈する。 さらに腐敗が進行すると乾燥し、体表は黒色に変色し、体の組織は腐敗汁を出して融解し始め、遂には骨が露出される。
死斑の原因は?
人間が死ぬと、拍動の永久的な停止により血液の循環が止まる。 その際、死体が動かされずにいた場合、血液が重力に逆らえず死体の低い位置に沈下し、その色調が皮膚の表面に現れることが原因で起こる。 死斑は死後の時間の経過により状態が変化してゆくので死亡推定時刻等を調べる上で参考になる場合がある。