心臓の左房と左室の間の弁(僧帽弁)の弁帆が異常に膨隆していたり、弁帆を支持する腱索が異常に長かったりして、心室が収縮したときに弁が心房側に落ち込む状態をいう。 僧帽弁閉鎖不全となることもある。 超音波検査が日常化して、健康人にもしばしばみられることがわかってきた。
僧帽弁閉鎖不全症が進行することで生じるのはどれか?
胸痛が出ることがあり、狭心症を疑って受診して、はじめて僧帽弁閉鎖不全症と分かるケースもあります。 進行例では、しばしば心房細動が合併し、そのため動悸、胸部の不快感、立ちくらみ、全身の倦怠感などが引き起こされます。
僧帽弁 どこにある?
そうぼう‐べん【僧帽弁】 心臓の左心房から左心室への間にある弁。
僧帽弁閉鎖不全症 なぜ起こる?
僧帽弁が壊れる原因 原因としては、粘液様変性、リウマチ熱の後遺症、感染性心内膜炎、バーロー症候群(Barlow's syndrome)やマルファン(Marfan)症候群などの先天的な(生まれつきの)疾患、心筋症、虚血性心疾患などが考えられます。
心臓弁膜症とはどんな病気ですか?
心臓弁膜症は、心臓の弁が何らかの原因によって機能が低下する病気の総称です。 心臓には右心房、右心室、左心房、左心室の4つの部屋が存在しており、血液の逆流を防ぐ「弁」があります。 その「弁」に何かしらの障害が起きることで、血液の流れが悪くなります。