比較的軽度で保存療法による治療が期待できる場合、骨のずれを正常な位置に直してから鎖骨バンド(クラビクルバンド)などで患部を固定して安静を保つようにします。 痛み .
鎖骨骨折の固定期間は?
固定期間は乳幼児では2~3週間、小中学生では4~6週間程度で、低年齢児ほど短くてすみます。 しかし成人では骨折部の短縮や粉砕が強いと骨がつかない(偽関節)で痛みや不安定感を生じたり、たとえ骨がついても短縮し変形が残ったままだと痛みや運動制限などの機能障害を生じるおそれがあるため、手術療法を行った方がいい場合もあります。
鎖骨が折れたらどうなる?
鎖骨骨折は、骨が折れた部位に痛みや腫れが生じます。 特に鎖骨骨折で生じる痛みは捻挫や脱臼よりも強いため、肩を上げられないことも多いです。 また鎖骨が折れて正常の位置からずれたことにより、その部分の皮膚が突出して見えることもあります。 数日経過してから、患部や周辺にあざができることもあります。
鎖骨骨折の治療法は?
治療は保存療法と手術療法があります。 比較的軽度で保存療法による治療が期待できる場合、骨のずれを正常な位置に直してから鎖骨バンド(クラビクルバンド)などで患部を固定して安静を保つようにします。 痛みが強ければ鎮痛薬を処方することもあります。
鎖骨骨折の好発年齢は?
① 鎖骨骨折は比較的よくみられる疾患であり,大人の骨折の 2〜4%,肩関節周辺骨折 の 35%という報告がある. ② 30 歳以下で 1 つのピークがあり,中央の骨幹部骨折が多く,男性に多い. 高齢者で 小さなピークがあり,骨粗鬆症に基因することが多く,内側または外側 1/3 の骨折 が多い.