ストレスを感じることにより、自律神経が乱れます。 自律神経が乱れると脳幹部にある嘔吐中枢が刺激されるとともに胃酸が過剰に分泌され、吐き気がみられるようになります。 また、胃腸がうまく働かないことにより、下痢を引き起こす場合もあります。
ストレスで吐くのはなぜ?
ストレスによる刺激は、脳から交感神経にも伝わり、胃の血管を収縮させ、血流を減らし、胃粘液の分泌を減少させます。 つまり、ストレスを受けた胃は、胃を攻撃する胃酸の分泌が増えた状態になるうえ、胃粘液の分泌が減ったり胃粘膜の血流が低下して抵抗力が弱まってしまった結果、胃に炎症や潰瘍が起こり、胃痛となるのです。
何度も吐く ストレス?
心因性嘔吐は、原因となる疾患がなく、心理的なストレスが原因で慢性的に何度も嘔吐することをいいます。 本人が心理的ストレスを認識していないこともあります。 特に、子どもは精神が未成熟なので、ストレスをうまく処理できず身体症状を起こしやすいです。 精神発達に問題があると、さらに可能性は高くなるでしょう。
緊張 なぜ吐き気?
大脳皮質が精神的ストレスを感知すると、その刺激が神経を介して延髄にある嘔吐中枢に伝わります。 それによって、嘔吐や吐き気といった症状が誘発されると考えられています。 また精神的ストレスがかかる状態が続くと、自律神経の乱れを起こしやすくなります。
ストレス 吐き気 どうしたら?
3-1-1.深呼吸して気持ちを落ち着けよう 仕事のプレッシャーや緊張感が吐き気などの身体症状として現れる場合もあります。 深呼吸して、気持ちを落ち着けることを意識しましょう。 深呼吸はストレスや緊張、不安を和らげるのに効果がある方法として知られています。