ニコチンには依存性があり、タバコ使用時に依存を生じる主たる原因となっている。ニコチンは中枢神経系のうちドパミンを介する脳内報酬系に作用するとされ、とくに .
タバコはなぜ依存するのか?
ニコチン依存症に陥る原因 (1)脳の中には、ニコチンが結合すると快感を感じる受容体があります。 (2)たばこを吸うと、血中を通してすぐにニコチンが脳に達します。 (3)ニコチンがニコチン受容体を結合すると、快感を生じさせるドーパミンが放出されます。 (4)ドーパミンにより快感を感じると、またたばこを吸いたくなります。
タバコ 依存 いつまで?
禁断症状の続く期間は人によって多少異なります。 ふつう完全に禁煙した日から短い人で4~5日、長い人で10~14日といわれています。
タバコを吸い続けるとどうなるのか?
タバコを吸い続けると気管支や肺胞に炎症が起こり、最終的には肺胞が破壊され、肺が空洞化させる危険性があげられます。 また、呼吸機能は著しく低下し、呼吸不全の原因にもなり得るとされています。 このような症状を引き起こす肺の生活習慣病として、最近問題となっているのが「COPD(慢性閉塞性肺疾患)」です。
ニコチン依存症 どうなる?
喫煙してニコチンを常時摂取するようになると、これらの神経伝達物質の調節をニコチンに委ねてしまい、自分で分泌する能力が低下します。 そのため、たばこを吸えない状態が続くと神経伝達物質の分泌が低下し、イライラ、集中できないという錯覚、頭痛、倦怠感など、さまざまなニコチン離脱症状が出現することになります。