たばこを繰り返し吸っていると、脳の中にニコチン受容体というものができてきます。 たばこを吸うと血液中のニコチン濃度が急激に上がり、ニコチン受容体がニコチンを受け取って、脳内に心地よさを感じる物質ドーパミンを出す。 それが「おいしい」と感じる原因になるんです。
なぜタバコを吸いたいと思うのか?
タバコを吸うと、ニコチンが数秒で脳に達し、快感を生じさせる物質(ドパミン)を放出させます。 ドパミンが放出されると、喫煙者は快感を味わいます。 同時に、またもう一度タバコを吸いたいという欲求が生じます。 その結果、次の1本を吸って、再び快感を得ても、さらに次の1本が欲しくなるという悪循環に陥ります。
タバコ イライラ なぜ?
タバコでストレスを作っている?! 喫煙によるニコチン依存は、脳細胞の病気です。 ニコチン依存によって、脳細胞はニコチンの補給なしには正常に働かない状況になっています。 ニコチンの補給がなくなって1時間くらいすると、「ニコチンが欲しい」と脳が訴え、イライラしたり落ち着きがなくなったりします。
食後のタバコはなぜおいしいのか?
次にうまいと感じる理由。 これはタバコに含まれるペリラルチンという甘味成分によるもの。 食後は口の中に唾液や油分が多いため、他の時の喫煙と比べると苦味が薄れ甘味を強く感じるという。 食後の一服、うまいのは事実だけど、胃の働きを低下させ、消化不良や胃が荒れる原因になるので要注意。
なぜ喫煙するのか?
実際に喫煙者に伺った調査結果によれば、リラックスのため、気分転換のため、ストレス解消など、様々な回答が示されています。 厚労省が実施した調査の結果に示されている、男性の年代別喫煙率を見ると、20歳代から50歳代まで55.3%~58.6%と殆ど差がありません。