たい‐ばん【胎盤】 の解説 子宮内にあって、胎児と臍帯 (さいたい) によってつながり、母体との物質交換を仲介する海綿状・盤状の器官。 胎児の娩出 (べんしゅつ) のあと脱落する。
胎盤とはなにか?
胎盤は、母体の子宮に貼り付いて成長する胎児の一部。 胎盤から伸びたへその緒(臍帯)は胎児のおへそと繋がっています。 胎盤の中には、血管の束が集まっています。 この血液を通して酸素や栄養分、水分が胎児に送られています。
胎盤の正常値は?
正期産の分娩時の胎盤は、20cmぐらいの円形か楕円形をしており、臍帯はその中央か側方に付着しているのが正常である。 重さは400-500gで、子宮内では子宮壁に付着して、その壁(母体側)から供給される母体の血液と、臍帯(胎児側)から運ばれる胎児の血液を受け入れる。
胎盤の別名は?
胎児の出産後に子宮から母体外に排出される胎盤のこと。
胎盤 何由来?
胎盤は、母体由来の基底脱落膜と胎児由来の絨毛膜絨毛部とから構成されている。 形態は動物種により異なり、馬、豚などにみられる散在性胎盤、反芻類にみられる多胎盤、食肉類にみられる帯状胎盤、ヒト、猿、マウスなどにみられる盤状胎盤に分類される。 胎盤と胎児は臍帯で連絡されている。