とうがらしに含まれるカプサイシンという辛味成分は、交感神経を働かせ、腸の蠕動(ぜんどう)運動を活発にさせます。 蠕動運動それ自体は、消化した食べ物を移動させたり、お通じをよくしてくれる大切な働きです。 ですが、カプサイシンをとりすぎると蠕動運動が活発になりすぎて下痢を引き起こしてしまうことがあります。
辛いもの 腹痛 下痢 なぜ?
カプサイシンなどの辛味成分を摂った後は、腸の運動が過剰になり過ぎて下痢をともなう腹痛を起こすことがあります。 そんなときは、まずはお腹を温めて腸の過剰な働きを落ち着かせることが大切です。 暑い時期でもお腹は絶対冷やさず、横になって症状が落ち着くのを待ちましょう。
唐辛子 腹痛 なぜ?
唐辛子やハバネロに含まれるカプサイシンは、口の中や内臓器などにあるセンサーを刺激します。 熱や痛みを受けるセンサーと同じもので、このため、カプサイシンによる辛み刺激は痛みとして感じられるのです。 この刺激は、胃腸では炎症などとしてとらえられてしまうため、胃腸の動きが活発化し腹痛や下痢が起こりやすくなります。
辛い食べ物 お腹壊す 何時間後?
使用するタイミング・ポイント カプサイシンによる刺激で引き起こされる下痢は、食べている最中、もしくは食べ終わったあと比較的早い時間で起こると考えられます。 一旦はよくなってくるか経過をみてもよいでしょう。 1-2時間経過してもよくなってこない場合、症状が強くてつらいときには、1回分使用してみましょう。
唐辛子 食べ過ぎるとどうなる?
トウガラシを使った料理や調味料による適度な辛さは食欲を増進させ、おいしく食事をする助けになります。 しかし、トウガラシの辛みの主成分であるカプサイシンをとりすぎると、粘膜が傷つき、のどや胃が荒れてしまうことがあるので、辛いものを食べ過ぎないように心がけましょう。