てんかんは一生治らない「不治の病」と思われてきましたが多くいますが、てんかんは治療可能な病気です。 特発性部分てんかんがもっとも治りがよく、100%の患者さんの発作が治療を開始してから2年以内に止まったのに対し、症候性全般てんかんでは、20%の人しか止まらないという研究結果があります。
てんかん どうやったら治る?
てんかんの治療としては一般的には抗てんかん薬というお薬を用います。 それぞれの患者さんに適切な薬を選んで、数年間規則正しく毎日飲んでいただく治療です。 抗てんかん薬は神経細胞の過剰な活動を抑え発作を起こりにくくします。
てんかんは脳の病気ですか?
てんかんは脳内の神経細胞の過剰な電気的興奮に伴って、意識障害やけいれんなどを発作的に起こす慢性的な脳の病気です。
てんかん発作いつ治る?
通常成人になるまでに完全に治ります。 大部分は成人になるまでに治り、特に全身けいれんなどの発作がないものほど治りやすいことが知られています。 80%は薬で発作を抑えることが可能です。 抗てんかん薬によって症状を抑えることが可能ですが、薬を中止すると5年以内の再発率が75〜100%といわれています。
てんかんを治療しないとどうなる?
最後に、てんかんは薬を適切に服用すれば、軽度の発作から全く消失する程度までの改善が可能です。 また、てんかんを治療せず長期にわたり放置した場合、特に全身けいれんでは脳の低酸素状態から認知症になった方もおられます。