テタニーは血中のカルシウムが低下した時に起こります。 カルシウム不足はいろいろな疾患によって誘発されます。 例えば、甲状腺の周囲に存在する副甲状腺の機能低下、甲状腺切除の時に副甲状腺も一緒に取り除いてしまった時、ビタミンBの欠乏、カルシウムの摂取不足、尿毒症などが原因で起こります。
テタニー なぜ?
テタニーをおこす原因疾患にはいろいろあります。 まず、体内のカルシウム量を調節するホルモンを分泌する副甲状腺という、甲状腺の裏側に付いている小さな内分泌腺がありますが、そこの機能低下でおこることがあります。 次に、血中のカルシウムを排せつする腎臓の働きが悪くなると、テタニーを起こすことがあります。
甲状腺術後 テタニーなぜ?
手術後に急にカルシウムが低下すると、手足、唇のまわりがしびれるという、低カルシウム症状が出ます。 ひどくなると手足の筋肉が硬直して自分で動かせなくなる、テタニーという症状が出ます。
低カルシウム血症 なぜ起こる?
低カルシウム血症の原因はさまざまありますが、代表的なものとしては腎臓でのカルシウムの再吸収を促す副甲状腺ホルモンの分泌の低下、腸管でのカルシウムの吸収を促すビタミンDの欠乏、カルシウムの排せつを抑制する腎臓の機能低下などが挙げられます。
副甲状腺機能低下症 テタニー なぜ?
カルシウムの不足により神経や筋肉の興奮がおこり、テタニー発作というこの病気に典型的な症状が現れます。 テタニー発作とは、上述したように手足の指の不随意な収縮のことで、両手指がこわばったり、顔が引きつったり、全身がしびれたりといった"てんかんの発作"に似た状態が見られるのが特徴です。