体の中を循環する血液を冷やしてあげることで、体温を下げることができます。 冷却効果が高いのは、脈拍が取れるような皮膚が薄いところ。 たとえば、手首や首、ひじの内側やひざの裏側、こめかみなど、血管と皮膚が近い部分を冷やすと、効率よくクールダウンできるのです。 これは熱中症のときにも効果的です。
熱 どこを冷やせばいい?
冷やす場所としては、首・鼠径部・ワキの下などがおすすめです。 熱が出ると、額を冷やす方法をイメージする方が多いかと思いますが、 これには熱を下げる働きはあまりありません。 また、冷却シートは、熱を下げるというよりも、頭を冷やすことで気持ちがよくなり、すっきりして気分が落ちつくという働きが期待できるものです。
保冷剤 どこにあてる?
保冷剤はおでこに当てるのではなく、「太い血管が通る場所」に当てるのが効果的です。
首 冷やす どっち?
1.首すじ○冷やす部位:のどの左右のどの左右には頚動脈が通っていて、触れると脈を感じます。 この部分は冷やしてもほとんど効果がありません。 わきの下から腕にかけて太い血管が通っています。 わきの下を冷やすのが難しい場合は、わきに近い上腕の内側を冷やしてもよいでしょう。
脇の下 冷やす どこ?
冷やすポイントはやはり脈の触れる場所です。 ちょうど体温計を挟むところと言えば良いでしょうか。 よくある間違いは、わきの下ということから胸の横側の肋骨の部分を冷やしているケースです。 もしわきの下が冷やしにくいのなら、わきの下の動脈は腕の方に流れていくことから、上腕の内側の柔らかい部分を冷やすという手もあります。