むずむず脚症候群は、原因がはっきりわからないもの(一次性)と、他の病気や薬などが原因となって起こるもの(二次性)に分けられます。二次性の原因としては、慢性腎不全(特に透析中)、鉄欠乏性貧血、妊娠、糖尿病、パーキンソン病、関節リウマチなどが挙げられます。 治療が必要だと考えられる人は約200万人いるとされています。
ムズムズ症候群 なぜ?
むずむず脚症候群の原因の一つとされているのが遺伝で、患者さんのおよそ半分に遺伝が関係するといわれています。 また、鉄分不足も原因とされています。 健康な人の場合は、脳内の神経細胞どうしでドパミンという神経伝達物質の受け渡しが行われているため、手や脚からの不要な刺激が脳に伝わりません。
背中がムズムズするのはなぜ?
自律神経が乱れると、筋肉の緊張や感覚の異常を引き起こしやすいです。 これにより、背中に“ぞわぞわ感”が生じるケースもあります。 自律神経には「交感神経」と「副交感神経」の2種類あります。 交感神経は日中の活動時に機能し、緊張に関与しています。
むずむず脚症候群 どうしたらいい?
むずむず脚症候群の応急処置方法 脚のむずむず感を抑えるには病院で処方されたお薬が効果的ですが、応急処置としては脚を軽く動かしたりマッサージしたりするのもいいでしょう。 なおむずむず脚症候群の人の中には、睡眠障害を併発している人もいます。
むずむず症候群は治りますか?
貧血や妊娠といった、患者さんのむずむず脚症候群の原因が明らかな場合、その原因となる状態が解消されれば症状も改善に向かうことがあります。 原因がはっきりしない(特発性の)患者さんではドパミン製剤により7割以上で症状がよくなり、3割程度で治ったという報告があります。