馬は草原に暮らしている草食動物です。 食事は目の前にある草を食べればよいので、ものを掴んだりする機能は必要ありません。 足の目的はもっぱら天敵である肉食動物から逃げるために「速く走る」こと。 そうした生存戦略をとって進化してきたのがヒヅメなんですね。
蹄の手入れ なぜ?
削蹄とは、牛の蹄(ひづめ=人でいう爪)を定期的に切って、形を整えることを言います。 家畜である牛は野生動物と違って運動量が少なく地面での摩耗もあまりないので、手入れをしてあげる必要があります。 よく似た言葉で「装蹄」がありますが、こちらは馬の蹄を整えること。
蹄 切らないとどうなる?
蹄(ひづめ)は馬や牛などの爪の一種である。 家畜の場合、数週間おきに蹄を削って形を整え削蹄(さくてい)する。 そうしないと歩くことも不自由になり、爪の病気になることもあるからだ。
馬 爪 手入れ なぜ?
蹄は野生では削れる量と伸びる量が均衡するため手入れの必要はありません。 しかし人間に使役される馬は野生よりも運動量が多く、蹄が伸びる早さよりも削れる早さが勝ってしまうために靴が必要となりました。