体が冷えると、汗腺や排泄器官の働きが鈍くなり、水分や老廃物の排出が滞ります。 それにより、血中の糖分や脂肪分が消費・燃焼されにくくなり、高血糖や脂質異常症につながることがあります。 さらに、かぜなどのウイルスから身を守るために重要な免疫力も下がってしまうことが分かっています。
どうして体が冷えるの?
暑くなると血管を拡げて体温を逃がし、寒くなると血管を縮めて体温を逃がさないようにするのです。 しかし、現代の冷暖房が整った住環境の中では、「暑い」「寒い」の感覚が鈍くなり体温調節の機能がうまく働かなくなってしまいます。 それが毛細血管を収縮させ、冷えの原因となるのです。
お尻が冷たいのはどうして?
「お尻は、手や足のようにかじかんだりはしませんが、触るとヒンヤリと感じる場合があります。 これに関して、お尻は脂肪の多いところであるからと考えられます。 脂肪には冷えやすく温まりにくいという性質があるので、脂肪の多いお尻は他の場所に比べて冷えやすい部位なのです。
冷えとは何か?
「暖かい部屋にいても手足が冷たい」「布団の中でも手足が冷たくて眠れない」といったよう に人が寒さを感じない温度なのに手足などが冷たくてつらく感じる症状を冷え性といいます。 実際に体温が低い状態とは違い、また触ると冷たいということでもありません。
体の冷えはなぜ悪い?
冷えを侮ると大変なことに 冷えは「万病のもと」といわれます。 体が冷えると血流が悪くなって血液もドロドロになり、酸素や栄養素が体の隅々まで運ばれなくなってしまいます。 また、老廃物も排出されず、体内に蓄積されてしまいます。 冷えによって免疫力も低下してしまいます。