削蹄した蹄に合わせて新しい蹄鉄を調整します。 この時、蹄鉄の密着性を高めるため、熱した蹄鉄を蹄に押し当てることもあります。 これを、焼き付けといいます。
なぜ蹄鉄をつけるのか?
蹄鉄は蹄の破損を防止し、摩耗を防ぐために用いられる。 野生の馬と異なり、家畜の馬は蹄が弱くて摩耗してしまう(詳しくは後述)。 これを避けるために蹄鉄が考案された。 同様の理由で、ロバや役牛用の蹄鉄もある(牛蹄鉄)。
削蹄 なぜ?
伸びすぎた蹄を削切することで、本来の蹄形を維持し、安定した立ち方と歩き方に改善し、余分なエネルギーの消耗を抑えます。 負重の偏りを防ぎ、苦痛を取り除き、蹄病の発生を抑えます。 蹄のポンプ作用が回復し、蹄内部の血液循環が活発化して、丈夫な蹄を作ります。
削蹄しないとどうなる?
削蹄をする人のことを「削蹄師」といいます。 牛の蹄が伸びたままだと歩きにくくストレスの元となり、怪我や病気になりやすいのです。 ひいては乳量や乳質、繁殖にも影響が出るため、削蹄が必要というわけです。 ちなみに日昭牧場では年3回行っています。
馬の蹄 切らないとどうなる?
蹄(ひづめ)は馬や牛などの爪の一種である。 家畜の場合、数週間おきに蹄を削って形を整え削蹄(さくてい)する。 そうしないと歩くことも不自由になり、爪の病気になることもあるからだ。