定期的に体位を変換することで、褥瘡の予防だけでなく関節の拘縮(こうしゅく)や筋力の低下、末梢血の循環不全、沈下(ちんか)性の肺炎、皮膚表面の免疫力の低下などの予防にもつながります。 21 февр. 2020 г.
ボディメカニクス なぜ必要?
看護師は、自身の腰を守るために、さらには患者の負担を軽くするために、体位変換や移動・移送の援助の際にボディメカニクスを重視して行う必要があります。 体位変換や移動動作は頻繁に行う作業であり、患者を起こしたり持ち上げたりする時に力を必要とするだけに、不用意な姿勢で行うと看護師自身の腰を痛める原因になります。
体位変換 何時おき?
ガイドラインでは、「基本的に2時間以内の間隔で、体位変換を行うよう勧められる」が「推奨度B」とされています。 その解説として、「適切な体圧分散用具使用環境下では、3時間ごとの体位変換を検討してもよい」となっています。
良肢位 なぜ?
ポジショニングにおける良肢位とは 自力で身体が動かせなくなった場合に、日常生活における支障を最小限に抑える角度のことです。 筋肉や関節にかかる負担が少ないので、関節の可動域の低下を防ぎます。
なぜポジショニング?
その基本をふまえた上で、ポジショニングには2つの目的が考えられます。 ひとつは身体を安定させ保持すること、もうひとつは動きを促進し能力や可能性を広げるために支持をするという考え方です。