観念して正解を尋ねてみたところ、次のように説明してくれました。 人間の体は、中心に近付くほど体温が高く、安定しています。 しかし、胸やお腹に体温計を差し込むわけにはいきません。 そこで平衡温(検温時の体温の上限)を求める上では、外気温の影響を受けづらい部位である、耳・口・わき・直腸のいずれかを選ぶことになります。
なぜ脇で体温を測るのか?
身体に負担をかけず、中核温に近い温度が測れる場所として、ワキの下や口中(舌下)、耳、直腸などを用いています。 日本では、ワキの下が主流になっています。 ワキの下をしっかり閉じて、中核温近くまで温まるのにおよそ10分かかります。 この温まった時の温度を平衡温といいます。
右脇と左脇で体温が違うのはなぜ?
調べてみると、心臓から血液を送る太い血管が体の左方向に出ているため、左脇の方が体温が高く出やすいということがわかりました。 体温が高く出た方の脇の数値が、より正確に近い体温なのだそうです。
体温は右と左どっちで測る?
結論としてはどちらでもよい、というのが正解だが、体温を測る場所は、心臓に近いほど高くなるのは認識しておこう。 右脇左脇どちらで測っても大きな違いはないが、両脇でそれぞれ測定すると左右差が出るので、日常的に体温を測るのであればどちらかで統一した方がいいだろう。
体温計 口と脇 どちらが正確?
現時点では、体温測定値の実務的な信頼性は「わき」「舌下」には劣ります。 「おでこ」で計測する体温計は、簡便に計測できることが最大の強みです。