一般的に、平熱が35℃台の人は「低体温」といわれています。 低体温は病気ではありませんが、放っておくと冷え性や生理不順など、さまざまな不調につながる可能性があります。 基礎体温を測ったときに、低温期が35℃台、高温期に入っても36℃台前半の場合は、低体温といえます。 低体温の原因として主に以下の3つが挙げられます。 ○代謝の低下身体の基礎代謝が低下している場合になりやすいです。 具体的には高齢や栄養状態の悪化、筋肉量の減少などです。 ○内分泌疾患甲状腺、下垂体、副腎など内分泌腺と呼ばれる臓器の機能低下症が低体温の原因になることもあります。
体温はいつはかる?
① 体調が良い日に、起床~朝食前、昼食前、夕食前、就寝前の4回の時間帯の体温を測ります。 ② 飲食後や入浴・運動後は体温が上がるため、必ず食間や食前に測定します。
平熱が低いとどうなる?
体温が下がると酵素の働きが弱まり、消化機能が低下したり、思考力が鈍くなるなどの症状が現れ、体全体の機能が下がります。 また、免疫力も落ちるため、異物を体外に吐き出す力が低下し、アレルギーや病気になりやすくなるのです。
微熱はどこまで?
この平熱よりも少しでも体温が高いと発熱と考える方は少なくありません。 ですが、医学的な「発熱」の定義は37.5℃以上のこと。 それ以下は発熱とは考えません。 また、37.5℃を越えた場合でも38℃未満は「微熱」とされ、「高熱」とされるのは38℃を過ぎてからです。
体温の平熱は何度ぐらいがいいですか?
平熱とは、健康な状態で安静時に、決まった部位を決まった方法で測定した温度をいいます。 一般的には腋窩(えきか:ワキの下)で測った温度を指すことが多く、その範囲は多くの場合、36~37℃におさまることが多いようです。 ただし、37℃を超えたり、36℃を下回ったりしていても、必ずしも異常とはいえません。
なぜ低体温になるのですか?
基礎体温を測ったときに、低温期が35℃台、高温期に入っても36℃台前半の場合は、低体温といえます。. 低体温になると、冷えによって血流が悪くなり、免疫力が低下するため、病気になりやすいといわれています。. 女性を悩ませる冷え性や生理不順も、低体温の人によく見られる症状です。. また、体温が低い人の基礎体温グラフは、低温期が続いて高温期に入らない、もしくは入っても短いことがあります。. この場合は、排卵がうまく行われていない可能性や、卵巣の機能が低下している可能性があるので注意が必要です。. 低体温になる理由として、栄養不足(たんぱく質や油脂、ビタミン、ミネラル)、不規則な生活や運動不足、ストレスなどが挙げられます。. もし心当たりがあれば、次のような生活習慣を身につけましょう。.
体温はどのくらいですか?
体温は、 計測するタイミングや外気温、女性の場合は性周期など、様々な影響を受けるもの です。 自分の平熱を知っておくためには、まずは1日4回(朝起きた時、午前中、午後、夜)計測をして記録をしてみると、より正確に自分の体温を知ることができると言われています。 1日のうちでも 朝起きた時が最も体温は低く、夕方は最も高い ということが調査から分かっていますので、それぞれの時間で体温を計測してみてください。 ※1 その際、食事の後やお風呂の後、体を動かした後や外から帰ってきたあと30分以内は体温を測るのに適していないと言われていますので注意が必要です。 ※1 そうして1日のうちに何度も体温を計測することで、正しい自分の体温を知ることができますよ。 ※1 体温ってなあに?
自分の体温がどのくらい低いのか把握できますか?
自分の体温が把握できたら、それが高いのか低いのかを把握しましょう。 日本人の成人の平均とされている平熱は、 36.89度±0.34度 との調査報告があります。 ※2 さらに、全体の概ね68%の人が36.6~37.2度の間に入ると言われており、 37度が平熱という方も比較的多い ということが分かっています。 一方で、近年、平熱が36度以下といういわゆる 「低体温」 の人が増えているといわれています。 ※3 平熱の平均が36.89度±0.34度ということから、体温が平均より約1度低い人たちということになります。 低体温になると、 血流が悪くなり様々な不調を引き起こすと言われており、生活習慣や食生活による改善が必要とされています 。 ※4
低体温療法は何ですか?
発熱は37.5℃以上だとしても、「微熱」は何℃から何℃なのでしょうか、謎は深まります。 心肺停止心拍再開後昏睡状態の患者さんへの治療方法として「低体温療法」というものがあります。 低体温療法は目標体温32~36℃とされていますので(https://www.openhp.or.jp/staffs/manual/pdf/taion_06.pdfなどによる)、36℃は低体温とも考えられます。