カイコは繭を作り始める前(熟蚕)から成虫・カイコガになって、死ぬまでの約20日間は何も食べない。
蚕の成虫はどんなの?
カイコの成虫はふわふわと柔らかい白い毛並みの麟粉に覆われていて、手に乗せて観察しても逃げたり、噛んだりしません。 桑の葉で育てると鮮やかな黄色(黄緑色)の繭を作ります。 人工飼料での飼育の場合は色が淡い黄色になります。 品種改良された蚕は繭を厚く作るため、成虫が繭から出てくるのが大変です。
蚕 成虫 どうなる?
繁殖用のカイコは繭の中でさなぎになり、2週間ほどで羽化。 まもなく交尾し、500個ほどの卵を産みます。 成虫は食べたりせず、ほとんど移動することもなく、1週間ほどで短い一生を終えるのです。
蚕が大きくなったら何になるの?
昆虫の名前で、漢字で書くと「蚕」。 幼虫から成長すると蛾(が)になるんだ。 カイコは、幼虫から蛹(さなぎ)になるときに糸を吐き出して繭(まゆ)を作るんだけれど、この繭が絹(きぬ)と呼ばれるとてもきれいな繊維で、日本でも昔から衣類の材料などに使われてきたんだ。
蚕の成虫は何を食べるの?
食桑量:カイコは一生のうちに約100g(乾物20g)の桑葉を食べます。 そのほとんどは5齢で88%、4齢で9%、1~3齢で3%です。