☆鉄剤内服の実際・注意するべき副作用として薬の中の鉄が胃や十二指腸で放出されるため刺激が強く、悪心(むかつき・吐き気)、嘔吐、便秘、下痢などの消化器症状が10-20%の患者さんに出現することがあります。
貧血 嘔吐 なぜ?
貧血の時に吐き気が生じる原因として、消化器系に何らかの問題が起こっているケースが多いとも考えられています。 消化器系の働きが低下していると、鉄分の吸収が阻害され、吐き気を伴う貧血を誘発しやすくなるようです。
生理 貧血 吐き気 何科?
まずは婦人科と消化器科を受診しましょう。 女性の貧血の場合は、 生理(月経)の量が多すぎること (過多月経)による貧血が約6割、 消化管出血による貧血が約2割と言われています。 その他の原因としては、鉄の摂取不足・吸収障害や、腎臓・血液の病気などがあります。 毎月おこる生理による失血は思い がけず多いものです。
貧血点滴の頻度は?
週1回の投与で1~3回で貧血が改善できる効果的な点滴が登場しました。 既存の静脈内投与の鉄剤は週に2~3回の投与が必要ですが、カルボキシマルトース第二鉄は週1回の投与で治療が行えるのもメリットです。
鉄剤 胃痛 なぜ?
経口鉄剤の副作用は、腹痛、悪心、軟便、下痢などであり、胃から十二指腸や空腸で鉄イオンが急に溶け出すことによります。