とびひを発症させてしまった場合も、発熱などの全身症状がない限り、入浴させ、泡だてたせっけんで病変部をそっと丁寧に洗い流します。 ただし、兄弟姉妹がいる場合は、ほかの子ども達のあとで入浴させるほうがよいでしょう。 入浴後は、滲出液などが周囲に接触しないように、患部に軟膏の外用、ガーゼなどの保護処置が必要です。
とびひになったらどうする?
まず患部をきちんと洗うことが大切です。 最低でも一日二回は水と石鹸で洗い流します。 基本的な治療としては、ぬり薬の抗菌薬を使用します。 患部のかゆみが強い時はステロイド配合の外用剤を、さらにひどい場合には、飲み薬の抗生物質、かゆみを抑える抗ヒステミン剤を使用します。
とびひはどれくらいで治る?
的確な治療では4-5日で治りますが、なかなか治らない場合は、原因菌に抗菌剤が効かない場合がありますので、外用抗菌剤を変更します。 どんどん広がる場合は抗菌薬の内服をします。 また、アトピ-性皮膚炎では、膿痂疹の合併により、かゆみの増強が著しくなるため、抗ヒスタミン剤・抗アレルギ-剤の併用も行います。
とびひには何の薬がいい?
とびひには殺菌する力が強く、いろいろな菌に効くナジフロキサシン軟膏(アクアチム軟膏)、オゼノキサシンクリーム(ゼビアックスクリーム)が適しています。 かゆみが強いときや湿疹を伴っている場合にはステロイド外用剤を使いますが、必ず抗菌内服薬を併用します。
とびひ 水ぶくれ どうする?
湿疹や虫刺されなどを掻きこわした部位に細菌が感染し、そこから“飛び火”するかのように周辺や離れた部位に症状が広がります。 とびひには、水ぶくれができるタイプと、厚いかさぶたができるタイプがあります。 抗菌薬の内服や外用薬による治療が有効ですが、患部をよく洗って清潔に保つことが大切です。