とびひとは民間で言われる俗名で、皮膚科の正式病名は伝染性膿痂疹(でんせんせいのうかしん)と言います。 細菌による皮膚の感染症です。 ブドウ球菌や溶血性連鎖球菌(溶連菌と略します)などが原因菌です。 接触によってうつって、火事の飛び火のようにあっと言う間に広がるから、たとえて“とびひ”と言うのです。
とびひとはどんな病気ですか?
皮膚の一部に膿をもった水ぶくれ(膿疱(のうほう))ができ、厚いかさぶたになります。 炎症が強く、リンパ節が腫(は)れたり、発熱やのどの痛みを伴うこともあります。 主に化膿レンサ球菌が原因となりますが、黄色ブドウ球菌も同時に感染していることが多いです。
とびひは何感染?
感染経路等 患部をひっかいたり、かきむしったりした後で、小さな傷(湿しんや虫刺され部位等)にふれることで感染する。 集団感染を起こすこともある。 原因菌は黄色ブドウ球菌の場合が多いが、溶血性レンサ球菌の場合もある。
とびひは、なぜなるの?
とびひは、虫さされや汗疹(あせも)を掻いたり、小さなケガでできた皮膚の傷に細菌が入り込み、感染することで発症します。
とびひは何科?
とびひで病院に行くタイミングは? 症状がひどくなると長期間治療を行う必要や、跡が残る場合があるので、少しでも水ぶくれを発見したらすぐに皮膚科や小児科を受診するようにしましょう。