「トキソプラズマ症」は、トキソプラズマという寄生虫がヒトの体内に入ることで感染をします。 加熱不十分の豚や鶏、牛、鹿の肉や、猫の排せつ物にトキソプラズマは寄生している可能性があります。 加熱不十分のこれらの肉を食べたり、猫の排せつ物に触れたりすることで発症することがあります。
トキソプラズマ 何感染?
ヒトへの感染 トキソプラズマのヒトに対する感染は、加熱の不十分な食肉に含まれる組織シスト、あるいはネコ糞便に含まれるオーシストの経口的な摂取により生じる。 眼瞼結膜からも感染するが、空気感染、経皮感染はしない。 日本では主な感染源として従来豚肉が重要視されてきた。
トキソプラズマの感染期間は?
潜伏期については、症状がないか軽い場合が多いことから、はっきりしない場合が多いです。 但し、症状が出る場合には、ネコの糞の中のトキソプラズマのオーシストを摂取した場合には、5-20日、他の動物の筋肉内のトキソプラズマのシストを摂取した場合には、10日から数週間が最短の日数とされています。
トキソプラズマの感染者数は?
疫学 患者数は約9100~91000人と推計され、このうち成人の患者数は約6500~65000人。 先天性トキソプラズマ感染症の出生数は、年間130~1300人と推計。
トキソプラズマの再感染は?
トキソプラズマのIgG抗体というものがあると、以前に感染したことがあり、抵抗力があるという評価をするのですが、そのIgG抗体があっても、妊娠中に再感染したことがある、という論文です。 フランスで、妊娠前にトキソプラズマに感染して抗体のあった妊婦が、妊娠中に生の馬肉を食べて再感染したことが報告されています。